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2016年2月 2日 (火)

RIDEFのテーマ

今年のRIDEFは、アフリカのベニンで7月18日~7月27日に開かれます。ベニンRIDEFのテーマを掲載します。

 

 IDEF 2016 à DOGBO (Bénin)
 TOPIC RIDEF 2016 : CITIZENSHIP EDUCATION FOR A PARTICIPATORY DEMOCRACY 参加型民主主義 市民権教育 .
 

 異なる世界を築くとは、変化を経験できる教育から可能になります。そのために私たちはグローバル(地球規模)で惑星的な市民権教育を学校時からすでに生涯教育iの枠組みのなかで促進しなくてはいけません(エドガール・モラン-7つの根源的な智恵ii)。
 
問題となるのは、責任ある市民、正義と地球の持続性に参画する市民の育成に寄与する教育です。人間の豊かさの源としての多様性に敬意を払うことと価値を置くことを教える制度、環境の擁護と責任ある消費を教える制度、個人及び集団としての人間の諸権利、ジェンダーの対等への敬意を教え、紛争の平和的な解決のための道具としての対話とより公正で連帯した社会に向けての参加と責任、そして参画を教える制度のことです。
 
学校は、教育の市場化と新自由主義のモデルに抗する新たな発展のモデルを練りあげるのにおそらく中心的な役割をもつでしょう。
 
地球規模のコミュケーションシステムを統制しているルールとメディアを批判的に分析することを促進しなくてはいけません。
 
そのためにしなくてはいけないのは、共通の公的な倫理を築くことと世界のなかで生きること、文化間で急速に変化する社会で生きることを学ぶことです。人びとの集団が旅をし、移住(亡命)をし、暴力的な状況や戦争から脱出する世界でいかに生き、いかに包摂と社会的な団結を実践し、社会からの疎外や差別をなさないかを知るために。
 
依然としてわたしたちは学校で、技術の征服とテクノロジーの進歩のあいだでバランスを取ることを、世界の征服といった粗暴な意図ではなく人びとと地球に役立つ倫理とともに教えなくてはいけません。地球の半分の人びとは、自分たちの生活スタイルと消費のパターンを変えることを学ばなくていけません。それはもう半分の「貧しい」人びとに向けての好意のためではなく、すべての人の資源を使い果たす過程にいるからです。
 
科学と技術の認識を人間と社会に関する知識から分けずに、能動的で協同的に教える必要があります。
 
学校という組織は、日々の生活という文脈から孤立していませんし、分離もされていません。そうではなくて、地域の中で動き、学校を世界へ開くためのネットワークとコラボレーションとをつくり出すことができます。
  本やテキストだけでは、厳かな授業では学びを良くするのに役立ちません。必要なのは互いに自分の知識と他者の知識の獲得に責任をもつこと、それから多様で異なる学習の道具(図書館、ワークショップ、学習材…)なのです。学校はこの文脈において、連帯、平和、他者を認めること、正義、平等、地球の衛生状態に注意を払うことといった諸価値をおし進めることで、教育のもつ人間的かつグローバルな側面を価値づけなくてはいけません。
 
人間という存在を統一した視野で理解する包括的な教育が必要となるでしょう。言い換えるならばそうした教育は、人間の尊厳や諸権利の促進、地域レベルとグローバルなレベルの間の深い諸関係や異文化の間、民主主義と対話への挑戦、人びとの感情と知識の間の諸々の関係に基づいています。この観点から捉えれば知識とは集団的な構築物であり、すべての人の知識に価値を置くことになります。
 
学校の役割とは、そうすると、諸々の実践と価値の間に一貫性を築くことになるでしょう。
 
それは諸々の声明によって限定されるのではなく、それらの実行の枠に留まるのです。学校の使命は、すべての参加者が加わるような民主的で参加的で開かれた学校経営を打ち立てることにあります。生徒を学びのプロセスの中心におくような活動的な方法論と実践を用いる教育制度のことです。
 
以上のことからして、調和的な発展を望む国民にはそのような教育が採用されることが必要不可欠で、国家が自ら関わり、参加的な民主政治に参画する市民の育成のために資源を提供することが重要なのです。

 

i 英語版ではcontinuing education(継続教育)となっていますが、フランス語版ではuneéducation permanente となっていて、これは一般に「生涯教育」と訳されます。ただし、日本でいう「生涯教育」は英語のlifelong education を想定していて、lifelong という言葉は「生涯にわたって、終生の」といったニュアンスを帯びています。つまり、学校教育に留まらずその先も(あるいはその前も)生涯にわたって学ぶのがlifelong education の含意です(そしてcontinuing education は、イギリスのfurther education に対応していて、主にアメリカで義務教育である中等教育から後の教育過程を指す)。対して、éducationpermanente といった場合は、permanente には「絶えざる、永続的な」というニュアンスがありますから、途絶えることのない教育、絶えざる人間形成・育成といった意味になり、英仏でいささか意味の開きがあります(ただ、最近では英語のlifelong の意を汲んで、仏語でもl'éducation tout au long de la vie が用いられるようになってきているそうです)。

 

 

 

  ii 英語版では省略されていますが、フランス語版にはエドガール・モランの「7つの根源的な智恵」を参照せよ、とあります。これはモランが記した『未来の教育に必要な7つの智恵(Les Sept savoirs nécessaires à léducation du futur』(スイユ社、2000 年)という本のことを指しているようです。その全文がユネスコのHP に公開されていました

 

http://unesdoc.unesco.org/images/0011/001177/117740fo.pdf)。

 

 

 

 

 以下、Wikipedia にあった同名の記事を部分的に訳しましたので参考にしてください。

 

 著者によれば、学生が現代的な問題をその地球規模でかつその複雑性の中で理解するのを手助けしたいと思うならば領域を跨いでのアプローチが必要不可欠である。ところが、現代という時代における教師は反対に、実存的・人間的な気遣いから諸々の技術を自動化するのと同じように、諸々の知識をバラバラに細分化する傾向がある。モランは結果として、それぞれの専門のなかへと霧散してしまった知識を「人間の条件と地球というアイデンティティを教えるために」再び集めることを強く薦める。学生にとって等しく他者を理解する能力を発展させる利点があるからだ。
 
社会の発展に関するしばしば決定論的な概念では教育が築かれた知識の伝達へと縮減されてしまうのに対してモランはむしろ、彼が「知の生産様式」あるいは「知の知」と呼ぶものを説明する方が好ましいと判断している。
 人間の未来についての宇宙論的な視野(そこでは創造と偶然が決定的な役割を果たす)によりながら、エドガール・モランは「人間の条件」に関するひとつの哲学を提案する。この人間の条件が人間性というものの「地球というアイデンティティ」に対して基盤の役割をきっと果たす。
 地球というアイデンティティは、自然環境への気遣いと人間的な気遣いを統合してくれる。モランはしたがって、かつてのオーギュスト・コントと彼の人間性の宗教と同じように、グローバルな段階における教育の哲学的かつ教育論的な基礎を築くよう呼びかけた政府公認の哲学プロジェクトにたいへんよく似た何ものかを目指している。

 

 

 

https://fr.wikipedia.org/wiki/Sept_savoirs_n%C3%A9cessaires_%C3%A0_l'%C3%A9d

 

 

 

ucation_du_futur【最終確認日:2016 1 4 日】)。__

 

 

 

2015年6月25日 (木)

9期 第6回学習会

  道徳教科化に向けて その歴史を探る 

道徳の教科化に向けて、これまでの道徳教育の歴史をおさらいし、文科省が何を企んでいるのか、考えてみたいと思っています。

日時  6月27日(土)2時~5時
場所  マイスペースcafe miyama 渋谷公園通り店

2015年4月22日 (水)

9期 第5回学習会

   世界の森林荒廃を考える

今回は世界の森林について,講師 増井博明さん(日本森林技術協会・主任研究員・技術士・森林部門)をお招きし、「世界の森林」の状況について解説していただきます。
「世界の熱帯林は、この半世紀で莫大に破壊された。熱帯林の破壊は、化石燃料の使用とともに温暖化の原因でもあり、熱帯林の保護は喫緊の課題である。しかし、経済至上主義の前には抵抗むなしく、依然として破壊が続いている。その抵抗例として、世界各地の熱帯林の回復やそこに住む住民の貧困解消に長年取り組んできた話者が、各国の事例をあげ、その現状、原因、影響、対策などについて報告する」増井博明

日時 4月25日(土) 午後2時~5時

会場 ルノアール・池袋パルコ横店 マイスペース

2015年2月19日 (木)

9期 第4回学習会

 これでも罪を問えないのですか!

-福島原発告訴団 山内尚子さんをお招きして-

3・11のあの日から4年が過ぎようとしています。告訴団は福島原発の刑事責任を問うために福島県民によって結成され、その後全国にその運動を広げてきました。
 山内尚子さんは告訴団役員で、特別支援学校の教員です。原告団の運動だけでなく、なかなか伝わらない子どもたちの様子もお聞きできると思います。映像資料も用意してくださるとのことです。「運動の最初から参加はしていますが、仕事が忙しくなかなか活動できていません。十分なお話ができるかどうか心配ですが、みなさんとのお話やご意見を伺って持ち帰れればと思っています。」と話されていました。疑問、質問だけでなく、活発な意見交換ができればと考えています。

日時 2月28日(土) 午後2時~5時

会場 ルノアール・池袋パルコ横店 マイスペース

2015年1月10日 (土)

9期第3回学習会

    映画『祝の島』のビデオトーク

 ドキュメンタリー映画『祝の島』を観た後、話し合います。

 ドキュメンタリー映画『祝の島』2010年制作
 山口県上関町祝島。 瀬戸内海に浮かぶこの島は、台風が直撃することも多く、岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、人が暮らしやすい環境とはけしていえない。その中で人々は、海からもたらせられる豊穣な惠に支えられ、岩山を開墾し、暮らしを営んできた。そしてお互いに助け合い、分かち合う共同体としての結びつきが育まれた。人間の営みが自然の循環の一部であることが、祝島でははっきり見える。
 
「海は私たちのいのち」と島の人々は言う。1982年、島の対岸4キロメートルに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。「海と山さえあれば生きていける。だからわしたちの代で海は売れん」という祝島の人々は、以来28年間反対を続けている。効率と利益を追い求める社会が生み出した原発。大きな時間の流れと共にある島の生活。原発予定地と祝島の集落は、海を挟んで向かい合っている。1000年先の未来が今の暮らしの続きにあると思うとき、私たちは何を選ぶのか。いのちをつなぐ暮らし。祝島にはそのヒントがたくさん詰まっている。 (公式サイトより)

 日時  1月24日(土)2時~5時
場所  マイスペースcafe miyama 渋谷公園通り店
 

 

2014年12月 9日 (火)

9期 第2回学習会報告

  福島原発事故 4年目の真実

 11月22日に「脱原発をめざすおんな達の会」が主催する「福島原発事故 4年目の真実」という集会に、現JAの学習会として参加しました。集会に参加するという形の学習会は初めてでした。
以下のような内容の集会でした。

 1.海外メディアが伝える私たちの知らないフクシマ。
 
独仏共同TVアルテ(ARTE)「フクシマ最悪事故の陰に潜む真実」・ドイツZDF(第2ドイツTV)「フクシマの嘘」シリーズ・フランス3(FR3)TV「フクシマ・地球規模の汚染へ」・ドイツZDFの風刺番組「ニコニコする人には放射能はこない」などのダイジェスト版の紹介がありました。いずれの番組もYouTube
で見ることができます。
2.拡散する放射能と福島第一原発の今。
 
原子力資料情報室の澤井正子さんから、現在の福島第一原発の今の様子と放射能の汚染について説明がありました。
3.脱原発と組んで-フクシマ事故被害者の健康と生活を守ろう。
 
チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西の振津かつみさんより、フクシマ原発事故をどうとらえ、どう向き合うか、というお話を聞きました。
4.放射能時代を生きる3つのアクション
 
『放射能時代を生きる3つのアクション』『悪あがきのすすめ』『怒りの方法』の著者で、人材育成技術研究所所長の辛淑玉さんの講演でした。
5.被爆者として-今も福島で。
 
避難を考える会の古川好子さんのスピーチを聞きました。自らを被爆者として福島で生活していることの意味を話していました。

 2時間半の集会でしたが、盛りだくさんの内容でした。これも伝えたい、あれも・・・との主催者側の想いがあふれていました。 

 

2014年11月 7日 (金)

9期 第2回学習会

 「福島原発事故 4年目の真実」

 現代学校運動JAPANでは、3.11以後、宮城県へボランティア、「原子力発電」を考える読書会、2回の福島へのフィールドワークを行ってきました。そして今回の学習会は、「脱原発をめざすおんな達の会」の集会に参加し、原発問題について考えてみたいと思っています。

 

日時 11月22日(土) 午後2時~4時30分
会場 千代田区永田町2-16-2 星陵会館
参加費 1000円

2014年10月28日 (火)

9期 第1回学習会報告

10月学習会 イタリアRIDEF アトリエ報告 

 10月25日(土)9期の第1回学習会がありました。前回のスペインRIDEF『和の所作と民舞』に続き、今夏のイタリアRIDEFで『身体のアトリエ』をショートアトリエで行った、渡邊さん、酒井さん、川上さんから資料と映像で取り組みを報告していただきました。
 渡辺さんが過去のRIDEFでボディーワークショップに参加したこと、日々の仕事をするうえで、感覚統合について意識するようになったこと。そして、荻原さんや酒井さんとおいしいお酒を飲んだことがショートアトリエにつながったことが語られました。
 「ロング(ディープ)・ブレス」「インナーマッスル(深層筋)」「なんば」「正座・跪座」「すり足」「差し込み・ヒラキ(能の基本動作)」「荒馬」」スペインでの取り組みをさらに深めて、イタリアではショートを3日間行い毎回50人ぐらいの参加がありました。そのうち3分の1ぐらいの人が、3日間の連続参加だったそうです。
 子どもの人権についてまた、現代の子どもの様子(運動能力の衰えやキレルことなど)と身体の関係を深く意識し、動く・動ける身体になることが、感情や思考にプラスになる。和の所作・日本の伝統的な身のこなしに身体を開放するヒントがある。連続ショートアトリエに取り組むアニメーターがこうした考えを共有していたことで、単なる伝達講習に終わることなく、充実したアトリエになったのだと感じました。伝えたいことを感じ取ってもらえるような活動が多く取り入れられていることが報告で分かりました。特に、参加者がペアから、トリオ、さらに数を増やしながら行った「割り箸ゲーム」「摺り足から空いてと交差」などのアクティビティーは、参加者が身体をとおして自分や相手を感じることができたのでは、と思いました

9期 第1回学習会

イタリアRIDEF アトリエ報告

前回のスペインのRIDEFで行われたショートアトリエ「和の所作と民舞」に続く「BODY WRAKSHOP」の報告です。今回のワークショップは3回にわたって行われ、内容も、民舞、骨体操、日舞と多様な内容で、これらは渡邊さん、酒井さん、川上さん、金子さん達が学習を積み上げてきたものです。前回に続き、今回のアトリエも各国からの期待も高く、多くの参加者がありました。
今回の学習会では、アトリエで実施した内容だけでなく、このアトリエに対する皆さんの想いや、これからの課題等についても話していただきます。

日時 10月25日(土) 午後2時~5時
場所 ルノアール大久保店